読書の秋 [本]
急に涼しくなって秋めいてきましたね~。
秋といえば、読書の秋
最近読んだ本の中でお勧めの本をご紹介します。
まず一冊目は「小さいおうち」(中島京子)
直木賞受賞作です。
時代は戦前から戦中、戦後。
とある東京のお宅の時子奥様と女中タキさんの物語です。
戦前とか戦中とかの話は、なんか暗くて正直あまり好きではないのですが
この小説は暗さとか貧しさをあまり感じさせない小説です。
決して豊かとは言えない時代ですが、その中でも結構今と同じような
暮らしをしている家庭もあったのだな~と、少し驚きました。
時子奥様は東京の小さいながらも一戸建てに住み、日々家族の食事や
子供の教育に頭を悩ませ、時には銀座でランチをしたり、
ショッピングをしたりします。
こういう所は今も昔も変わらないんだなあと・・・
この小説はフィクションですが、作家の中島京子さんは
その当時の女性誌などを参考にしたらしく、
あながち嘘ではないと思われます。
物語はそんな家族の様子を女中タキさんの語りで語られるのですが、
あるとき奥様が恋をします。
奥様は人妻ですから、許される恋ではありません。
まあ人妻でも恋心くらい抱いてもよいとは思うのですが、
そこは時代が時代なので、タキさんは悩みます。
現代なら「家政婦は見た!」みたいになるのかもしれませんが(笑)
直木賞をとっただけあって、内容はもちろん物語の構成も
とてもよくできています。
もう一冊はこちら。
もし高校野球の女子マネージャーが
ドラッカーの「マネジメント」を読んだら(岩崎夏海)
通称もしドラ。
新人マネージャーがドラッカーを読んで、ダメダメ野球部を
マネジメントして、甲子園を目指す!という小説です。
萌え~な表紙に作者の名前は夏海ですが、
実はおじさんです。(笑)
公立高校野球部のマネージャーみなみは
ドラッカーの経営書「マネジメント」に出会い、
これを野球部のマネジメントに役立てよう!と考え実践。
ドラッカーの教えをもとにみんなで力を合わせて
甲子園を目指します。
ドラッカーは経営学の父と呼ばれ、彼の著書「マネジメント」は
組織とは何か、それを円滑に運営するためにはどうしたらよいか
ということが書かれています。
難しい本ですが、高校生が読んだら、という設定はとてもわかりやすく
これは日々家庭や学校、会社、地域社会など何にでも使えるかも
しれません。
秋の夜長にみなさんも読書はいかがですか?
もし高校・・・の方、ぜひ読んでみたいと思っておりました!
by お茶屋 (2010-09-27 11:16)
もしドラはプロ野球選手の方もブログで紹介されていて、
気になっていました('-'*)
普段、あまり読書をする方ではないのですが、
「高校生が読んだら」という設定なら読みやすそうなので(爆)
これは読んでみたいです(*^.^*)
by かすたねっと (2010-09-27 18:44)
もしドラの主人公のみなみちゃんは、
自分の年代がパッと思いつくあの南ちゃんではなくって、
A●B48のメンバーのみなみちゃんだそうですね。
作者が秋元のおっさんのところで働いていたそうなので・・・
これを書くきっかけになったのはオンラインゲームで
どうやったらリーダーとして集団をまとめられるか、
んで、ドラッガーのマネジメント理論に出会った、
以上の情報、すべて某ポッドキャストラジオ番組に
出演したときにしゃべっていた情報です。
その放送だけですべて読んだ気でいる兄ちゃんです(汗)
by 兄ちゃん (2010-09-27 19:52)
もしドラ、読みましたよ!読書は
久しぶりだったのですが、
一気に読んじゃいました。最後のほうは
展開がちょっと速いかな~なんて
思いましたが面白かったです。
by poporo (2010-09-28 16:32)
★お茶屋さん、nice&コメントありがとうございます。
おもしろいので是非読んでみてください。
お茶屋さんなら本家本元のドラッカーのマネジメントを
読まれてもいいかもしれませんねぇ。
★かすたねっとさん、nice&コメントありがとうございます。
青春ドラマ仕立てになっていますので、
読みやすいですよ!
プロ野球最下位チームにも読んでもらいたいかも・・・
★兄ちゃんさん、nice&コメントありがとうございます。
よくご存知ですね。その通りでございます。
その辺のくだりはあとがきに書いてありました。
興味があれば中身も読んでみてくださいね~。
★poporoさん、nice&コメントありがとうございます。
poporoさんももしドラ読みましたか!
実際はこんなにうまくいくものではないと思いますが
なかなかおもしろいですよね。
by kaotan (2010-09-29 09:13)